キャップボルトの刻印の意味
キャップの刻印の意味とは、メーカーと強度区分を表記しています。 メーカーによって刻印は様々で1文字から3文字程度で表しています。 “N”がつくものが多く、いったいこれはどこのメーカーだろう・・・と分からない場合があるのでまとめてみました。 取り扱いサイズや材質なども一緒にまとめています。
- キャップボルト(アンスコ製
刻印:AN
メーカー:(株)アンスコ
ネジ径:M2~M8
長さ:3㎜~80㎜
材質:鉄、ステンレス
表面処理:生地、ユニクロ、三価ホワイト、三価ブラック他
- キャップボルト(日本ファスナー工業
刻印:NF
メーカー:日本ファスナー工業(株)
ネジ径:M5~M16
長さ:3㎜~80㎜
材質:鉄、ステンレス
表面処理:生地、ユニクロ、三価ホワイト、三価ブラック他
- キャップボルト(HSK(光精工
刻印:HSK
メーカー:光精工(株)
ネジ径:M3~M30
長さ:10㎜~150㎜
材質:ステンレス
表面処理:生地
- キャップボルト(角丸製
刻印:KKT
メーカー:(株)角丸
ネジ径:M2.5~M36
長さ:4㎜~300㎜
材質:鉄、ステンレス
表面処理:生地、ユニクロ、三価ホワイト、ニッケル他
- キャップボルト(日産ネジ製
刻印:NSN
メーカー:日産ネジ(株)
ネジ径:M1.6~M20
長さ:4㎜~240㎜
材質:鉄、ステンレス
表面処理:生地、ユニクロ、三価ホワイト、三価ブラック他
- キャップボルト(岸和田ステンレス
刻印:KSK
メーカー:岸和田ステンレス(株)
ネジ径:M3~M12
長さ:6㎜~80㎜
材質:ステンレス
表面処理:生地
- キャップボルト(TKS(東工舎
刻印:TKS
メーカー:東工舎金属製作所
ネジ径:M2~M20
長さ:3㎜~150㎜
材質:鉄
表面処理:生地、ユニクロ、三価ホワイト、ニッケル他
- キャップボルト(興津螺旋
刻印:OKT
メーカー:興津螺旋(株)
ネジ径:M2~M8
長さ:3㎜~100㎜
材質:ステンレス
表面処理:生地
- キャップボルト(日本鋲螺製
刻印:NBI
メーカー:日本鋲螺(株)
ネジ径:M3~M30
長さ:3㎜~150㎜
材質:鉄、ステンレス
表面処理:生地、ユニクロ、三価ホワイト、ニッケル他
- キャップボルト(日星精工製
刻印:N
メーカー:日星精工(株)
ネジ径:M6~M8
長さ:15㎜~30㎜
材質:鉄、ステンレス、64チタン
表面処理:生地、ユニクロ、三価ホワイト、ニッケル他
キャップポルト一覧(ネジクル)
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インチネジとは
タッピングネジとドリルネジの違い
タッピングもドリルねじも雌ねじが不要なネジです。
セルフタッピング(ドリルネジ)
メッキ 表面処理
ユニクロ 光沢クロメート
青(白)色クロメート
白メッキ
光沢クロメート処理(1種) ごく一般的なメッキの代表です。正しくは光沢クロメートメッキ。耐食性は有色クロメートより劣ります。 下地に電気亜鉛メッキを貼りフッソ化物を含んだ溶液でクロメート処理を施します。クロメート被膜はシルバー色です。皮膜の主成分はクロム酸クロムで組成割 合の低い処理剤で光沢を得たもので、青銀白色ですが、その組成割合によって、色調は変化する →ユニクロ取り扱い商品へ
三価ホワイト 3価クロムクロメート
三価クロメート
亜鉛三価クロメート
表面処理に多く使用されている有害の6価クロムに代わって、毒性の少ない「3価クロムメッキ」の中で代表的なメッキです色調はユニクロメッキとほぼ同色の白色です。「3価クロムメッキ」とは3価クロム塩を主成分とするため毒性は無く、廃水処理も簡単のため最有力の「6価クロムフリー」です。将来的にはクロム化合物を一切使用しない「ノンクロム」処理と考えられます尚素材のクロム(Cr)自体は無毒で、SUSに含まれるクロムも無害です。 名称について:メーカーにより呼称が異なる場合がある。三価ホワイトは黒と白を区別するためにホワイトと呼んでいる。 色について:三価ホワイトの色はシルバー色に近いが、やや黄味がかったものや、青みがかったものがある。いずれも性能的に違いはない。 →三価ホワイト取り扱い商品へ
三価ブラック
3価クロムブラック
表面処理に多く使用されている有害の6価クロムに代わって、毒性の少ない「3価クロムメッキ」の黒色メッキです。 「3価クロムメッキ」とは3価クロム塩を主成分とするため、毒性は無く、廃水処理も簡単のため最有力の「6価クロムフリー」です。将来的にはクロム化合物を一切使用しない「ノンクロム」処理と考えられます尚素材のクロム(Cr)自体は無毒で、SUSに含まれるクロムも無害です。 →三価ブラック取り扱い商品へ
ニッケル (銅下ニッケル)
装飾用に広く用いられるメッキで、表面は銀色~やや少し黄色味がかった輝く光沢を持ちます。耐食性と外観を向上させる為に、下地に銅メッキや下地用ニッケルメッキを貼り、その上に光沢剤入りのニッケルメッキを貼ります。ニッケルめっきの特性はめっきを2層3層と重ねると、防錆、防食が増していきます。この特性をいかして、ねじ・自動車部品・精密部品、など数多く使われています。ただし、空気中でわずかに変色するので、美観の保持に役立つクロムめっきを利用されることもある。一般ねじの標準品は下地用銅メッキ+ニッケル メッキ。 →ニッケル取り扱い商品へ
黒ニッケル
黒ニッケル 下地用ニッケルメッキを貼り、その上にニッケルメッキを貼り、さらにその上に黒色の亜鉛-ニッケルの合金メッキを貼ります。めっき直後の皮膜はもろくて光沢がないため、一般的には膜厚2μm以下でラッカー仕上げをしたものが、利用されています。耐食性はニッケルメッキとほとんど同等です。 →黒ニッケル取り扱い商品へ
インサートナット
インサートナット
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インサートナットとはその名の通り、相手材に挿入をして雌ネジを作り、部品と締結をするネジです。
補強や補修などに使用されます。
樹脂のインサートの挿入方法は、ねじ込み式、圧入式、熱式、拡張式があります。
ねじ込み式は、下穴をあけタップを切りながら挿入をしていくエンザートと、
下穴をあけタップを立てた後に挿入するコイル状のEサート やタングレスがある。
インサートナットの挿入方法は多種ありそれぞれに利点があります。
圧入式は、最も一般的でコストも安いです。
熱溶剤式は、熱で溶かしながら挿入をしますので、高い強度を得られます。
拡張式は、薄い肉厚の相手材にも使用が可能です。
インサートナット
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スリムヘッドネジ
スリムヘッドネジ
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比較的新しく開発されたねじです。
頭部の径が非常に低く、座面がナベ小ねじより広いねじです。
スリムヘッドは、頭部高さが非常に低く、なべ小ねじと比べて軽いです。
一般に売られている小ねじとの置き換えが出来ます。
レイアウトの関係でスリムヘッドが必要になった。
見た目もきれい。
締付け後の頭部出っ張りがない。
軽量化をしたい。
など、非常に利便性が良いねじです。
今まで面をフラットにさせたいが、皿ザグリもできない状況で、突起のあるナベ小ねじやトラスねじをを使用するしか無かった状況に最適です。
また、逆に皿ザグリをしていた個所をスリムヘッドスクリューにする事でザグリが不要になり手間が無くなります。
スリムヘッドネジ
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トリーマセムス
トリーマセムス
特徴
緩み止めや、座面の陥没を防ぐために使われる座金を、あらかじめねじに組み込んだものです。
ねじ山を転造する前に座金を組み込むので、座金がねじから外れなくなります。
座金を入れる手間や、コロコロと落ちてなくしてしまう煩わしさがなくなり、作業効率を上げることができます。
また、座金の組み込みねじ忘れも防止できます。
セムスとも呼ばれます。
用途
緩み止めや、座面が部材に陥没することを防ぐなど、通常の座金と同じような効果が期待できます。
平座金だけのものや、平座金とばね座金と組み合わせなど、さまざまな種類があるので、目的に応じて選ぶことができます。
座金が1枚だけのものをシングルセムス、2枚組み込んだものをダブルセムスといいます。
トリーマセムス