薄板にも雌ねじを作りたい!!~薄板対策色々~
薄板にも雌ねじを作りたい!!
厚さ数ミリの薄い板に雌ねじを切ってボルトを締結する場合、
最低限2~3山程度の雌ねじを切る必要があります。
ただ、板が薄くそれにつけるネジ径が太ければ太いほど、
ネジのピッチ幅は広くなり雌ねじを付けることがむつかしくなります。
ここでは、そんな薄板対策に有効な手段を数点ご案内します。
■プレス系ファスナー
薄板にナットを挟んで雌ねじをつくる。
圧入方式で薄板の母材にナットを取り付けます。
六角タイプの圧入ナット
簡単な圧入にて高い取付け強度を実現。
薄板のねじ立てが容易に可能
アルミ板など溶接のしにくい箇所にも容易にねじ立てが可能
厚さ0.6㎜以上の母材に対して確実にナットを取り付けることができます。
鉄板や溶接に不向きなアルミやステンレスにも可能。
首下部分は独自の形状カレイナットの断面図(ナール・溝部)をしており高い取付強度が得られます。
完全埋め込みタイプで表裏とも、平坦な仕上がりのため、製品のコンパクト化に最適です。
六角ボディを母材に埋め込ませるためにナットの回転を阻止し、溝部へのメタルフローによりナットの抜けを防止します。
圧入後に裏表共に突起が出ない為フラットな仕上がりを実現
薄板へのバーリング工法と比べ高い強度を実現
アルミ板及び処理鋼板への圧入に最適
プレス圧入でM3~M6のナットを取り付けます。
六角ボディの一部を母材に沈み込ませるためにナットの回転を阻止し、
首下の溝部へのメタルフローによりナットの抜けを防止します。STナットの断面図取り付け方向は、
母材のパンチ側・プレス側ともに圧入可能です。
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